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Supabase Realtimeでアプリをリアルタイム化しよう!基本機能から実装例まで徹底解説

JAPANWAVE編集部2026年2月24日読了時間: 6分
Supabase Realtimeでアプリをリアルタイム化しよう!基本機能から実装例まで徹底解説

Supabase Realtimeでアプリをリアルタイム化しよう!基本機能から実装例まで徹底解説

モダンなWebアプリやモバイルアプリにおいて、チャット機能やリアルタイムなダッシュボードの更新など、「リアルタイム通信」は欠かせない要素になっています。

しかし、WebSocketサーバーを自前で構築・運用するのは手間がかかりますよね。

そこで活躍するのが、オープンソースのFirebase代替として人気のSupabaseが提供する「Supabase Realtime」です。

この記事では、Supabase Realtimeの基本概念から、実際にどのような機能があるのか、そして簡単な使い方までをわかりやすく解説します。

Supabase Realtimeとは?

Supabase Realtimeは、WebSocketを利用してクライアントとサーバー間でリアルタイムな双方向通信を可能にする機能です。PostgreSQLデータベースの変更を即座にクライアントへ通知したり、データベースを経由せずにクライアント同士でメッセージをやり取りしたりすることができます。

3つの強力なコア機能

Supabase Realtimeには、用途に応じて使い分けられる3つの主要な機能が備わっています。

機能名

概要

主な用途

Postgres Changes

データベース(PostgreSQL)のINSERT、UPDATE、DELETEを検知し、クライアントに通知する機能です。

データベースと連動したリアルタイムダッシュボード、チャットのメッセージ受信など

Broadcast

データベースを経由せず、同じ「チャンネル」に接続しているクライアント同士で直接メッセージを送受信します。低遅延なのが特徴です。

マウスカーソルの共有、タイピングインジケーター(「〇〇さんが入力中...」)、簡単なオンラインゲーム

Presence

ユーザーのオンライン/オフライン状態や、カスタム状態(「退席中」「ゲームプレイ中」など)を共有・追跡します。

アクティブユーザーのリスト表示、チャットルームの参加者一覧

具体的なユースケース

これらの機能を組み合わせることで、以下のようなアプリケーションを素早く構築できます。

  • リアルタイムチャットアプリ: Postgres Changesでメッセージの追加を検知し、Presenceで誰がオンラインかを表示。Broadcastで「入力中...」のアニメーションを実装。
  • コラボレーションツール: GoogleドキュメントやFigmaのように、他のユーザーがどこを編集しているか(カーソルの位置など)をBroadcastでリアルタイムに共有。
  • ライブダッシュボード: 株価、IoTデバイスのセンサーデータ、スポーツの試合のスコアなど、常に変動するデータをPostgres Changesで即座に画面に反映。

実装イメージ(Postgres Changesの例)

JavaScript/TypeScript環境での簡単な実装例を見てみましょう。驚くほど少ないコードでデータベースの変更を監視できます。

import { createClient } from '@supabase/supabase-js'

// Supabaseクライアントの初期化
const supabase = createClient('YOUR_SUPABASE_URL', 'YOUR_SUPABASE_ANON_KEY')

// 'messages'テーブルのINSERT(新規追加)を監視する
const channel = supabase
  .channel('public:messages')
  .on(
    'postgres_changes',
    { event: 'INSERT', schema: 'public', table: 'messages' },
    (payload) => {
      console.log('新しいメッセージが追加されました!', payload.new)
      // ここで画面のUIを更新する処理を書く
    }
  )
  .subscribe()

これだけで、messagesテーブルに新しいデータが追加されるたびに、クライアント側のコンソールにそのデータが出力されます。

まとめ

Supabase Realtimeを使えば、複雑なインフラ構築をスキップして、フロントエンドのコードを書くことに集中しながら、リッチでインタラクティブなアプリケーションを開発できます。バックエンドに強力なPostgreSQLが控えているため、データの永続化とリアルタイム通信をシームレスに統合できるのが最大の魅力です。

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※ 本記事の内容は、執筆時点での情報に基づいています。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。 また、記載されている内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の状況に対する専門的なアドバイスではありません。 ご利用にあたっては、必要に応じて専門家にご相談ください。