VibeCoding

中編:計画を形に変える「爆速実装」の儀式。Vibe Codingを加速させる3つのエンジン

JAPANWAVE編集部2026年1月29日読了時間: 4分
中編:計画を形に変える「爆速実装」の儀式。Vibe Codingを加速させる3つのエンジン

計画を形に変える「爆速実装」の儀式。Vibe Codingを加速させる3つのエンジン

前回の記事では、AI開発における「計画(Plan)」の重要性を解説しました。

「何を作るか」のロードマップが完璧に整ったら、次はいよいよ「実装(Implementation)」のフェーズです。

Vibe Coding(バイブ・コーディング)において、このフェーズはもはや「苦労してコードを書く時間」ではありません。

今回は、実装フェーズを成功させるための4つのスキルについて深掘りします。

実装フェーズの役割:試行錯誤の高速化

図の中央に位置する「実装」は、計画で決めた指針に基づき、AIが実際にコードを生成・編集するステージです。

ここでの勝負は「いかに手を止めないか」。AIのポテンシャルを最大限に引き出し、ボトルネックを排除するための戦略を見ていきましょう。

爆速実装を支える「3つのエンジン」

1. 「Skills(スキル/MCP)」

AIは単なるテキスト生成機ではありません。現代のVibe Codingでは、AIに「道具(ツール)」を使わせることが当たり前になっています。

  • 役割: AIにターミナル操作、ファイル検索、Web検索などの実行能力を与える。
  • ポイント: MCP(Model Context Protocol)などの仕組みを使い、AIが自ら「今何が必要か」を判断して動ける環境を整えます。AIが「自分で調べて自分で直す」状態を作ることで、あなたの介入手順を最小化します。

2. 「model切り替え」

すべてのタスクを一つの最強モデルでこなす必要はありません。

  • 役割: 複雑なロジック設計には「推論特化型」、単純なUIの量産には「高速生成型」といった使い分け。
  • Vibeのポイント: 実装中に壁にぶつかったら、即座にモデルを切り替えます。
    • 難解なバグ修正 → Claude 3.5 Sonneto1/o3-mini などの推論モデル

3. 「ログ分析」:AIとの対話をデータで補強する

「動きません」という報告だけではAIも困惑します。

人間と同じですね、「わかりません」だけだとなんて回答すれば良いかわからないですよね。

  • 役割: 実行ログをAIに読み込ませ、エラーの原因をデータに基づいて特定させる。
  • ポイント: エラーが出た際、人間が解釈するのではなく「生のログ」を丸ごとAIに放り込みます。AIはログからコンテキストを読み取り、瞬時に修正案を提示します。これこそが、Vibe Codingにおける「デバッグの自動化」です。

実装と検証の「無限ループ」に乗る

図を見ると、「実装」と「検証」の間には双方向の矢印があります。

これは、実装してすぐに検証(Linterやテスト)に回し、その結果をまた実装にフィードバックするというサイクルを意味しています。

このサイクルが高速であればあるほど、開発の「バイブス」は高まり、気づけばアプリケーションが完成している……という体験に繋がります。

まとめ:実装は、AIとの「共鳴」である

Vibe Codingにおける実装とは、キーボードを叩く作業ではなく、AIという強力なエンジンを「操縦」する作業です。

  1. Skillsで手足を増やし、
  2. モデル切り替えで思考を最適化し、
  3. ログ分析で事実を確認する。

この3つが揃ったとき、あなたの開発スピードは次元を超えます。

次は、この爆速実装を支える最後の砦、「検証(Verification)」についてお話ししましょう。

記事まとめ

  1. 前編:計画(Plan): 明確な指示とコンテキストでAIと目線を合わせる。
  2. 中編:実装(Implementation): ツールとモデルを使い分け、爆速で形にする。
  3. 後編:検証(Verification): 自動化されたチェックで品質を固定する。

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