ChatGPT
ChatGPTでアプリが使える時代に!「Apps in ChatGPT」徹底解説
JAPANWAVE編集部2025年10月8日読了時間: 4分
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はじめに:なぜ “Apps in ChatGPT” が注目されるのか

AI チャットボットである ChatGPT は、これまで「会話型インターフェース」として、質問に答えたり文章を生成したりという用途で使われてきました。
ですが、今回 OpenAI が発表した「Apps in ChatGPT」は、チャットの中でそのままアプリを呼び出して使えるという新しい体験をもたらします。
これにより、ユーザーはブラウザを開いたり別サービスに移動したりすることなく、会話の流れの中で様々な操作や処理ができるようになります。
これは、ChatGPT がただの応答マシンから「プラットフォーム」へと進化する第一歩と言えるかもしれません。
“Apps in ChatGPT” の概要
どういう機能?
- ユーザーはチャットの中で、アプリ名を呼びかけて操作を依頼できます。
例:「Spotify, 私のパーティー用のプレイリストを作って」 - 初回利用時にはアプリとの接続許可を求められ、どのデータを共有するかが明示されます。
- 会話の文脈から ChatGPT が適切なアプリを自動的にサジェストすることもあります。
- アプリはチャット内にインタラクティブな UI(地図、リスト、写真など)を表示することができます。
対応アプリ

OpenAI 発表の初期パートナーアプリには以下が含まれます:
- Booking.com
- Canva
- Coursera
- Expedia
- Figma
- Spotify
- Zillow
これらはいずれも、検索、予約、デザイン、音楽再生、不動産探索など、用途が明確なサービスです。
誰が使えるか、地域や制約
- EU 圏を除くすべてのログイン済み ChatGPT ユーザーで利用可能(無料プランから含む)
- ただし、アプリが提供されていない地域では使えないものもあります(例:Zillow はアメリカ中心など)
- 開発者向けには、Apps SDK(プレビュー版)が提供されており、独自アプリを構築・テストできます
利用シーン・ユースケース例
- 旅行を計画する際、チャット内で「○○日に ××へ旅行したい」「ホテル探して」「航空券も見せて」などとやりとりしながら、Booking や Expedia を呼び出して候補を提示してもらう
- デザイン業務の途中で「このスライド案を Canva で整えて」「色使いを変えて」などと指示する
- 音楽を聴きたいときに「パーティー用プレイリストを Spotify で作って」などと言えば、チャット内で再生リストが表示される
- 不動産探しで「○○エリアで予算内の家を探して」→ Zillow を呼び出し、地図とリスト表示 → より絞り込んで質問、という会話
今後の展望
- 将来的には、DoorDash、Uber、OpenTable、Target 等の生活系アプリも ChatGPT 内で使えるようになると予告されています。
まとめ
“Apps in ChatGPT” は、チャット AI と既存サービスとの垣根をなくし、「会話=操作体験」へと一歩進める試みです。
この仕組みによって、ユーザー体験がより直感的・効率的になり、開発者にも新しいチャネルが開かれますが、同時にプライバシー・セキュリティ面の設計が極めて重要になります。
これからこの領域がどう成長していくか、非常に楽しみですね。
※ 本記事の内容は、執筆時点での情報に基づいています。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。 また、記載されている内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の状況に対する専門的なアドバイスではありません。 ご利用にあたっては、必要に応じて専門家にご相談ください。