【完全ガイド】Cursorの「Browser Automation」とは?− 自動化で開発を加速する新機能
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はじめに
開発中、「あぁ、もう一回ブラウザで調べて戻るの面倒くさい…」って思ったこと、ありませんか?
Cursorの Browser Automation を使えば、その往復作業がぐっと減り、開発効率がグッと上がります。この記事では、ブラウザ操作を自動化するこの機能を、具体的な使い方・メリット・注意点を含めて解説します。
Browser Automationとは
Browser Automationとは、Cursor上で ブラウザ操作(ログイン、ページ遷移、フォーム入力、スクリーンショット取得など)をAIに指示して自動化できる機能 です。
これまで手動でブラウザを操作しつつエディタに戻って…というプロセスが、Cursor内で完結できるようになるわけです。
なぜ重要なのか?
作業のハードル低下
ブラウザ操作やE2Eテスト、自動化スクリプトを書くのがちょっと敬遠されていたという方にも、「Cursorを使ってポンッと指示するだけ」という簡易化が魅力です。
時間が節約できる
検索→ブラウザ操作→コード反映という反復作業が減ることで、実質的に開発サイクルが速くなります。
ノーコード/ローコード的にも使える可能性
開発者だけでなく、ディレクターやQA担当など「コードは書かないけどブラウザ操作が必要」という人にも門戸が開かれています。
Browser Automationの使い方
1. Browser Automation を有効化する
まずは Cursor の設定画面から、Browser Automation をオンにします。
左メニューの 「Tools & MCP」 を開くと、「Browser Automation」という項目が表示されます。
Chrome detected(Chromeが検出されました) と表示されていれば利用可能状態!

2. ブラウザの種類を選択する
次に、実際に AI にブラウザ操作をさせるための「実行ブラウザ」を選びます。

3. ブラウザにアクセスさせたいURLを貼る
次に、AIに自動操作させたいURLを貼って、その下に“やってほしい内容”を自然言語で書きます。
例:「問い合わせフォームを埋めて。サンプルデータで良いです」

4. AIが自動でフォームを入力していく
送信すると、Cursor がブラウザを開いて、以下のようなフォーム入力作業をすべて自動で進めてくれます。
- 名前を入力
- メールアドレスを入力
- 会社名を入力
- お問い合わせ目的を選択
- お問い合わせ内容を入力
- 確認画面まで進む
実際の入力画面は下記のようにAIが“全部勝手に入力”してくれます。

利用メリット
- 手間が減る:手動操作から解放。
- 精度向上:AIが手動よりも速く、一貫性を持って操作を実行。
- スケーラブル:テストや監視など、繰り返し作業を自動化して“仕組み化”できる。
- 非エンジニアとの橋渡し:エンジニア以外の人でも「こういう操作をAIに任せられる」という新しい感覚。
まとめ
CursorのBrowser Automationは、「調べる→動かす」の壁を壊す機能です。
開発者にも、チーム全体にも、大きな恩恵をもたらす可能性があります。
もしあなたが「もっと効率化したい」「ブラウザ操作を自動化したい」と感じているなら、この機能はぜひ試す価値あり。
ただし、「任せるから安心」というわけではなく、自動化として適切に設計・管理することが鍵です。
※ 本記事の内容は、執筆時点での情報に基づいています。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。 また、記載されている内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の状況に対する専門的なアドバイスではありません。 ご利用にあたっては、必要に応じて専門家にご相談ください。